この記事の要点
- Windows 上での Swift サポートを継続的に維持・強化するための新しいワークグループ「Windows workgroup」の発足が発表されました。Windows アプリケーションを Swift とその周辺ツールで開発できる状態を保つことを主な目的としています。
- Windows は 2020 年から公式サポート対象のプラットフォームであり、VS Code 拡張機能の対応や相互運用性を活かした活用が進んでいました。ワークグループはこうした成果の上に立ち、公式ディストリビューションの Windows サポートや、Foundation・Dispatch などコアパッケージの Windows への適合、Windows API とのブリッジングのベストプラクティスづくりに取り組みます。
- ワークグループのメンバーシップと会議は参加を希望する人に開かれており、コントリビューターを歓迎しています。
何が変わるのか
Windows workgroup の発足
新設される Windows workgroup は、Swift プログラミング言語とその関連ツールを使って Windows アプリケーションを開発できる状態を継続的に維持することを主な目的としています。Swift workgroup はプロジェクトから正式に認められたコミュニティ主導の取り組みで、重要な領域を前進させる役割を担います。Windows workgroup は、過去 1 年で加わった Android workgroup・Build and Packaging workgroup・Testing workgroup に続くワークグループです。
ワークグループは、これまでの成果を土台として次の作業に注力するとされています。
- 公式の Swift ディストリビューションにおける Windows サポートの改善と維持
- Foundation や Dispatch といったコアパッケージが Windows の流儀により適合して動作するための機能強化の提案
- Swift プロジェクトに対する、今後の Windows サポートの方向性に関する提言
- Swift と Windows API のブリッジング、および Windows アプリケーションへの Swift ライブラリの同梱に関するベストプラクティスの特定と提言
背景
Windows は 2020 年から Swift の公式サポート対象プラットフォームであり、それ以降も着実に前進してきました。VS Code 拡張機能は Windows に対応しており、コミュニティは Windows 上でも Swift の機能を活用しています。その一例は、相互運用性を活かして Windows 向けに開発する手法を紹介した2023 年のブログ記事で説明されています。Windows workgroup は、こうした既存の取り組みの上に立って活動します。
参加・利用者への影響
この記事は、Windows 上で Swift を使いたい開発者や、Windows サポートの維持・改善に関わりたい人に向けたものです。ワークグループの発足により、公式ディストリビューションやコアパッケージの Windows 対応、Windows API とのブリッジングといったテーマをコミュニティで議論・推進していく窓口ができました。
記事では、ワークグループに関わる方法として次の導線が案内されています。
- フォーラムの告知スレッドで議論し、Windows カテゴリでアイデアを共有する
- Windows workgroup のチャーター(charter)を読む
- 隔週水曜の午前 9 時(太平洋時間)に開催される会議に参加する。メンバーシップと会議は参加を希望する人に開かれており、招待を受け取るにはフォーラムで @windows-workgroup にメッセージを送る